

輝く白さ、歯を白く美しく
<ホワイトニング、ブリーチング>
歯の中の歯髄(神経)が壊死すると、歯は次第に褐色に変色します。こうした歯髄の死んだ歯を白くするには、着色の原因になっている物質を歯の中側から除去し漂白します。これに対して歯髄が生きている歯の変色は、漂白剤を歯の表面からじっくりと作用させる方法で驚くほど改善します。漂白はかつてコントロールの難しい処置でしたが、今日では家庭で繰り返し歯に作用させる処置法があります。
北米では、40種に及ぶホーム・ホワイトニング製品があり(2000年現在)65%の歯科医がホーム・ホワイトニングを採用しています。ホーム・ホワイトニングは、歯科医のプランに従って、ユーザー自身が自宅で歯列にすっぽりかぶせる容器(カスタムトレー)と専用漂白剤を繰り返し使って歯を漂白する方法です。もっとも普及している方法は、過酸化尿素の入った漂白剤を流し込んだカスタムトレーを就寝時に歯にセットして使います。
この他、即効性の漂白を歯科医院で行うケースもあります。この場合には普通は高濃度(30〜44%)の過酸化水素に熱や光を作用させる方法が用いられます。高い熱が生じると歯の中の歯髄を傷める危険があるので一般には発熱しないアルゴンレーザーを用います。
ただし着色歯でも青みの強いダークグレー、ダークブラウンの変色や、水平に濃い帯状の着色のあるものは漂白では十分な改善が得られないので、このようなときの方法として、非常にテクニックを要する処置法ですが、薄く貝殻状に焼いたポーセレンを前歯の表面に貼り付ける「ポーセレンラミネート・ベニア」という方法が用いられます。