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歯の知識

様々な治療

小規模な矯正で歯を救い、入れ歯を避ける

<限局矯正>

 歯に持続的に力をかけると、弱い力でも歯は徐々に骨の中を移動します。矯正治療では、この原理を利用して歯を望ましい位置に動かします。この原理を歯の治療のために部分的に限局して応用すると治療の可能性を大きく広げることができます。抜かなければならない歯を救うことが可能になることもあります。エクストルージョン(意図的挺出)はこの方法のひとつです。


術前
 
術後

とくに次のようなケースでは、限局矯正が効果的です。

  • 大きなむし歯のために隣接する歯が動いたとき
  • 歯が抜けたまま放置していたために隣接する歯の位置や傾きが悪くなったとき
  • 歯周病がどくなって歯が動いてしまったとき
  • むし歯や破折で歯冠がなくなった歯を抜かずに救うとき
  • かぶせる処置の準備に歯の傾きや位置を整える
  • 歯周病などで歯を支える骨に生じたでこぼこを直すとき

 このようなケースで限局矯正を用いると、歯を抜かずに活かすことができ、また歯の位置異常を含めて元どおりの状態を回復することができます。限局矯正治療は、矯正治療と歯を動かす原理は同じですが、比較的小規模に歯を動かし、かみ合わせを大きく変えず、歯列全体を動かさないので、長くても数か月で歯の移動が完了します。一般に、かぶせる治療や歯周治療などと共に用います。

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