


●抜歯
治療の必要から永久歯を抜歯することがあります。
- 歯周病がひどくなって周囲の歯や骨を守るため
- 噛めるようにするため改善が望めない
- 保存する手間をかけられない
- 破折のため保存が難しい
- 矯正のための必要上
- きれいな処置をする必要上
- 過剰歯、転位歯
痛みがひどいだけの理由で永久歯を抜歯することは「親知らず」を除いて、現在ではほとんどありません。
抜歯の方法
歯を支える組織が健康な歯を抜歯する場合は、麻酔をして、歯を脱臼させ(歯をつつむ骨=歯槽から歯を切り離す)、鉗子で引き抜きます。
抜歯の後の治癒
抜歯の傷跡(穴:抜歯窩)は大きさや患部の健康状態によっても異なりますが、まず多量の出血を生じ、それが血餅となって抜歯窩を満たします。2〜4日で傷口は小さくなり10日前後で閉鎖し、半年ぐらいで骨と健康な粘膜に変わります。
抜歯後の感染を避けるため術前に創部を清潔にし、抗生物質の術前投与をします。穴が残った場合は、再処置が必要になります。
抜歯の後の注意
抜歯の後はお風呂はダメと言われて、「オレは抜歯くらいで貧血おこさないよ」と空威張りしている方、いませんか?
抜歯の後の傷口は、二三日で粘膜に覆われ、長い時間をかけて骨ができます。ところが抜歯直後に、抜歯の穴が血餅(血のり)で満たされないと治りが悪くなります。その日は傷口が開いたままなので出血しやすく、出血がつづくと抜歯の穴がうまく治りません。このため、抜歯の後は、飲酒は禁止、お風呂につかるのも避けた方がいいのです。