

「医療機関を選択しようにも情報がない」──多くの国民が、医療機関についての情報を求めています。厚生省もまた、医療法の広告規制を緩和する姿勢を打ち出すなど、医療機関に対する国民のアクセスを改善する方向性を明確にしています。これに対して医療側には、医療という分野に、商業主義的な競争が入り込むことを警戒する空気があります。たしかに価格競争やサービス競争は、医療の質を低下させるおそれがあります。しかし医療および医療機関の情報公開は、国民の医療に対する理解を促進する上でも、もはや避けることはできません。社会の成熟化に伴って国民のニーズも多様化し、健康意識も高まりをみせています。むしろこれからは、どのような情報をどのように提供するか、が問われることになるでしょう。
シェアテックの歯科医療情報サイトは、歯科保健・医療情報については、隠すことなくできるだけ公平な情報を提供する、医療機関情報については、できるだけ幅広くそして情報にアクセスする受診希望者自身にその価値判断を委ねるというコンセプトの下に構築・運営いたします。一般市民に可能な限り歯科および歯科医療機関に関する情報を公開することこそが、国民の歯科医療に対する理解を促し、歯と口腔の健康についての重要性に目覚めさせる近道であると、私たちは考えています。「依らしむべし、知らしむべからず」は、長い眼で見ると市民にとっても医療にとってもけっしてプラスにはなりません。たしかに専門医制度のないわが国では、有益で客観的な医療機関情報を一般国民に提供できるわけではありません。このため診療機関に関する情報は乏しく、その反動としてさしたる根拠のない病院ランキング本や名医のリストが出版されつづけています。驚くべきことにインターネットにおいてさえ、その状況は変わりません。
シェアテックでは、調査にあたって先入観を排除し、すべての歯科診療機関に関する住所、電話番号を基礎的データベースとして用います。地域を分けて順次作業を進めますが、全国すべての歯科診療機関に調査用紙を送付いたします。そして協力を約束して下さったすべての診療機関について、できるだけ客観的な事実に絞って情報を蓄積します。